パースでの出産 -プライベートホスピタル-

Posted July 17th, 2011 in にほんご, Ume and Baby 2 Comments »

2012年3月4日に、パースのMurdochにあるホスピタル、St John of Godで元気な男の子を出産しました:)

私は元々プライベートホスピタルで出産を希望していたので、妊娠するかな、と思った時からプライベート保険に加入していました。パブリック病院だとメディケアがあれば無料なのに、何でわざわざプライベートに?という感じですが、私の場合はこのプライベート病院が家から近かったのと、OB(産科医)を選べるという点、また、病院は個室を選べて自分の気が済むまで滞在できるという点からプライベートを選びました。以前流産を経験しているので、今回はもっとしっかりと妊娠&出産を見守りたいと思ったのも理由にあると思います。

パブリックとプライベートの病院の違いを大まかにまとめると、下記のようになります:

パブリック(公立病院) e.g. King Edward in Subiaco

利点:

メディケアがあれば医療費がかからない

超音波はSKGで約半額自己負担

欠点:

毎回違う医師が診察(平均待ち時間2時間)ミッドワイフが診察する場合もあります

超音波や腹部計測などの妊娠中のチェックが少ない

プライベート病(私立病院) e.g. Mercy Hospital in Mount Lawley

利点:

待遇がよい(食事がおいしい、新生児を助産婦が見 てくれるため産後ゆっくり回復できる)

個室が選べる。パート ナーも滞在可。保険に寄ってですが、私の場合パートナーの滞在費も無料になりました(何日でも)

公立に比べると長期入院が可能(平均4- 6日)

担当OBを指名でき、妊娠初期から出産後まで同じ医師のお世話になる

日本同様2〜4週毎の診察で、OBのクリニックで毎回超音波検査をする

欠点:

医療費が高い(プライベート保険に加入していれば出産費は全額カバー)

何か異常があったら対応できる施設がない為、結局はKING EDWARD病院へ転院される

(参考:虹の会)

プライベート病院ではOBは選べるので、良い先生をインターネットの情報等から調べて予約します。でも人気の高い先生は予約待ちで、出産予定日に都合が合わない場合があるので、とにかく早く予約しないといけませんでした。

日本とは違い、出産当日まで内診は一度もありません。毎回の超音波検査で、写真を記念にプリントアウトしてもらってました。:)

ただ、プライベート保険に入っていてプライベート病院での出産をする場合でもお金はかかります!出産費は全額カバーされますが、それまでのOBでの検診費用は全額はカバーされません。また、他の検査費用も有料です。無痛分娩の場合の薬代なども。私の場合は結局トータルで$3000かかりました。私のOBは特別費用が高い先生だったみたいです m(_ _)m

病院はとても良かったです。ナースは親切だし、出産後のサポートもすごく助かりました。LC(ラクトスコンサルタント)の免許も持つナースも居り、授乳の仕方も徹底的に教えてもらいました。夜中にヒロが泣いて寝なかった時も、ナースが別室へ連れていって夜通し世話をしてくれるので、私もパートナーもゆっくり寝て体を休める事もできました。また、これは別に大した事では無いですが、赤ちゃん誕生の祝いとしてパートナーと一緒にキャンドルライト•ディナーを無料で受けました。といっても、病院食をレストラン風に盛りつけ、テーブルクロスを敷いたテーブルでキャンドルを点けて食事をゆっくりする、といったモノです。

私は4日間入院しましたが、パートナーも4日間ずっと一緒に滞在しました。部屋は個室でベットも大きかったので、居心地は良かったです。ただ、この病院はプライベートなので駐車場も有料で、月〜金の間は駐車料金をずっと払わなければなりませんでした。幸いにも私が出産したのは週末をはさんでいたので、そんなに高くつかず、ヒロを見に来てくれた友人達も土曜日を選んでもらったので無料でした。

出産後はPediatrician(小児科医)が部屋を訪問して様子を見に来てくれたり(有料)、OBが出産後の様子をチェックするのに見に来てくれたりしました。他に、Physiotherapyの人が来てセラピーを受けたりしました(有料)。

私の出産体験談は、こちらを読んで下さい☆

退院するタイミングは、ナースや医者から「じゃあ今日退院だね」と言われると思っていたら、何と自分で決められると言われてビックリしました。私が加入していたプライベート保険では最長3日までしかカバーされなかったので、4日目に慌てて「もう退院する」と申し出ました。それでも追加費用はキャップ式になっていて1日ごとに$100くらいだったと思います。

退院後は、ローカルのチャイルドナースが家に来てくれて様子を見たり、といった感じです。

出産に関してですが、他にも「自宅分娩」という方法もあります。

利点:

担当助産師が妊娠中から産後までケアしてくれる

家族一体となって自然なお産が経験できる

欠点:

何かあったら病院搬送までに時間がかかってしまう

自宅分娩は早期妊娠時に希望を出さないと受け付けら れない

出産後はあっと言う間に時が経つ感じで、毎日あれこれ考える事があり、体だけで無く頭も疲れますm(_ _)m 今では妊娠していた頃が懐かしく、胎動を感じて心も穏やかにノンビリできていたなあ、と思います。次はあるかな??


2 Comments on “パースでの出産 -プライベートホスピタル-”

  1. 1 Bona said at 10:15 pm on July 18th, 2011:

    私の出産は結構ドラマチックなものでした。
    結局、緊急帝王切開という予想もしなかった事になり、そのせいで結局1週間KingEdwardに入院していました。
    授乳のこともしっかり指導してもらえたので後から考えればそれで良かったのだと思います。

  2. 2 umepontarou said at 5:30 am on July 20th, 2011:

    Bona,

    マザーズグループで他のお母さんの出産体験談を聞いても、結構大変な出産だった人が多くてビックリしました。
    私の出産はかなりの安産だったと思います。


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